LIFEを導入するメリットとは

【LIFE】について学ぼう
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具体的なメリットと開始手順

最適なケアの方法が分かる

介護現場にLIFEを導入することでどのようなメリットがあるのかを見ていきましょう。まず、LIFEによって利用者に対する最適なケアの方法を見つけられるようになります。通常、ケアの方法を検討する際は介護施設や事業所の中で意見を出し合い、協議して内容を決定します。そのため、意見が分かれて決定までに時間がかかるケースも少なくありません。しかし、LIFEを活用すれば全国の事業所から集めたデータを基に最適なケアの方法がフィードバックされるため、時間を要することがありません。経験の浅いスタッフであっても根拠に基づいたケアができるため、介護サービスの質が向上します。

最適なケアの方法が分かる

すぐにデータを分析できる

LIFEによってあらゆる側面から利用者に提供する介護サービスの分析ができます。既存のシステムではあくまで介護施設や事業所ごとのデータしか集められませんでしたが、LIFEには全国規模のデータが蓄積されています。スタッフの主観に頼った介護ではなく、膨大なデータから導き出された結果が示されるため、今後のケアに関する分析も容易になります。上手くいかない原因や今後の課題をすぐに分析できるのは、ニーズが多様化する介護分野において非常に大きなメリットといえます。

加算を得られる

LIFEを導入し、データ提出やフィードバックを活用することで加算を得られます。LIFEを導入するためのコストはかかりますが、システム自体は無料で利用できます。ICT機器の導入が遅れていた事業所にとっては導入への足がかりになるでしょう。介護サービスの質が向上すると同時に、加算を得ることで経営面でのメリットが生まれます。

導入から活用までの流れ

LIFEを導入する際にはホームページ上で申請を行う必要があります。なお、申請の締め切りは毎月25日までです。厚生労働省から必要な情報が記載されたハガキが送られてくるので、それを基にLIFEをダウンロードし、情報を登録しましょう。利用者情報の登録については管理ユーザーが行います。計画書や各種様式などの情報については操作ユーザーが登録しても構いません。LIFEを導入するためにはインターネット接続環境が整備されている必要があります。また、加算の算定要件なども理解した上で、適切に加算を得られるようシミュレーションしておくことも求められます。
実際に活用する際にはPDCAサイクルが基本となります。まずは計画書を作成し、それに基づいたケアを実施します。利用者の状態やケアの実績を評価した上でLIFEにデータ提出し、フィードバックの内容に基づいて改善案を作成します。

導入を検討している方へ